■単に「メモリ」と言う場合は「主記憶装置(メインメモリ)」だけを指す
パソコンの性能表記や、ソフトウェアの動作条件などに表記されている「メモリ容量」というのは、上記のようなHDDやCDのことではなく、「主記憶装置(メインメモリ)」の容量の事を指します。
パソコンを買うときや、ソフトウェアをインストールするときによく耳にする「メモリの容量が○○○・・・」。分かったようなつもりで聞いているけれどよく考えると分からない。「メモリ」・・・このページではそんな素朴な疑問を解説します。
メモリの定義
「IT用語辞典 e-Word」によれば、「メモリ」とは「コンピュータ内でデータやプログラムを記憶する装置。 広義にはハードディスクやフロッピーディスクなどの外部記憶装置(補助記憶装置)も含むが、単に「メモリ」と言った場合は、CPU(中央処理装置)が直接 読み書きできるRAMやROMなどの半導体記憶装置のことを意味する場合がほとんどである。特に、RAMを利用したCPUの作業領域は主記憶装置(メイン メモリ)と呼ばれ、コンピュータの性能を大きく左右する重要な装置である。」との説明。
用語の説明としては詳しいですが、初心者の方には、なんのこっちゃ?ですね・・・^^・・・簡単に説明すると・・・
パソコンのデータを記憶する機械や部品のことを全部まとめて「メモリ」と言う
というワケです。だから、皆さんよくご存知の「CD」とか「フロッピーディスク」もメモリと言えるし、「USBメモリ」なんかもメモリと言って間違いありません。さらに言えば「データを記憶するための装置」と言う意味ならHDD(ハードディスクドライブ)もメモリだと言っても間違いではありません。
ん?それならパソコンの性能やソフトウェアの説明で出てくる「メモリ容量」っていうのは何のこと・・・?HDDの容量のことを言うの・・・?そう思われた方、当然ですよね?これではなんだかワケが分かりません。
パソコンの性能表記や、ソフトウェアの動作条件などに表記されている「メモリ容量」というのは、上記のようなHDDやCDのことではなく、「主記憶装置(メインメモリ)」の容量の事を指します。

ちなみに、メモリは形は同じように見えても、容量
や読み書きの速度などに違いがあります。メモリ容量でいうと、32MB程度の小さな容量のものから、大きいものでは4GBなんていう高価なメモリもあります。
メインメモリとはどんなもので、どんな働きをするかと言うと・・・
電源を切ると記録が消去されてしまう「一時記憶装置」
HDD やCD・フロッピーディスクなどと異なり、パソコンの電源を切ってしまうと記録されていたデータが消えてしまう、「一時記憶装置」です。不便なように感じ られますが、一時的にしか記憶できない代わりに、データを記録したり再度読み取ったりする速度は非常に速いのが特徴。
パソコンの処理能力に大きく影響する装置
パソコン内に保存されたワープロなどの文書データや、画像などのデータを編集したり処理する場合、これらのデータはいったん、この「メインメモリ」に読み込まれます。そして、編集している最中はずっとこのメインメモリ内に記録されています。つまり、パソコン上で何らかの処理をする場合には、ほぼ例外なく、すべてこの「メインメモリ内に一時記録されたデータ」を処理しているというわけです。
したがって、メインメモリの能力・性能はパソコンそのものの処理能力にも大きく影響することになります。
すべてのパソコンのデータ処理は「メインメモリ」に一時記録されて処理される・・・と言うことは、メインメモリの容量が大きければ大きいほど、一度に処理できるデータ量が多くなる、ということになります。
つまり、「メインメモリの容量が大きい」=「一度に処理できる容量が大きい」=「結果的に処理速度が速く感じる」と言うことになります。
よく、「メモリ容量をアップする(メモリ増設する)と、処理速度が速くなる」といわれるのは、こういう理由からです。
それなら「パソコンの処理速度が遅くなってきたら、メモリ容量をガンガンアップすればいいんじゃない?」・・・確かに理屈ではそのとおりで、実際にメモリ増設して処理速度が向上することも多々あります。けれども、以下のことに注意。
メモリという部品の価格は千差万別。デスクトップ用とノートパソコン用では形状も異なりますし、またもちろん、容量や読み書きの速度によって価格は大きく異なります。
ちなみにKissyの使っているデスクトップパソコンで使っているメインメモリは、512MBのメモリが2枚挿してあって、購入当時1枚5,000円程度しました。
パソコンショップなどでメモリ増設を依頼すると、こういった部品の価格実費+増設作業費用が5,000円~10,000円程度が相場、というところでしょうか?詳しくはご自分のご近所のパソコンショップさんなどで聞いてみてください。