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経営とは?IT経営とは?
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- 最終更新日 2012年2月11日(土曜)09:11
IT経営を実践していくのに、どうしても知っておきたい基本中の基本。まずは「経営とは何か?」について、徹底的に学んでおきましょう。
■「経営」と「商売」の違い
そもそもナンでそんな事を読んで理解しておかなきゃならないのか?・・・そう疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで理解のし間違いをしてしまうと、経営全体そのものを見誤ってしまいます。その意味で、まず最初でキッチリと違いを意識できるようにしておきましょう。
「モノ(サービス)を売って収益を得る」・・・経営も商売も、その行為をおこなうことに違いはありませんが、「売って収益を得る」行為だけを追求することを「商売」と言うとしたら、経営はそれ以上の事を指します。
「継続的に商売を続けて、社会の中で一定の役割を果たす行為」
つまり、「単に売って儲ける」だけではなく、それを継続的に続けてある程度の成果を上げ、それで社会の一員として一定の役割をはたすこと・・・それが「経営」です。
■商売にはなくて経営にあるもの
上記でいうところの「商売」に求められるのは、「なるべく安く仕入れて(製造して)、なるべく高く、なるべく多く売ること」です。そうやって「儲け」を大きくしていくことが商売に求められます。例えて言うなら、野球でいつもヒットやホームランを打ち続け、打率を上げていくことを求められるようなモノです。
けれども、経営に求められるのは、それ以外のものもあります。
- 人を雇い、給料を払う
- 品質と商品価値を高め、維持する
- 社会の中で果たす役割を認識し、それを自社の商売を通じて実現する
同じように野球で言うなら、「いつも必ずヒットを打つ」ということを追求するのではなく「試合に勝つために何をすればよいか?」を考えるようなモノ。
■「経営資源」の最適配分
別の言い方で言うと、「商売」は、「とにかく売れるために頑張る」行為を指します。これに対して「経営」は、「自社の経営資源」をもっとも収益が上がるように最適配分しながら運営していく、という行為であるとも言えます。
経営資源とは・・・お聞きになったことがあるかもしれませんが、「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つのことを言います。
最適配分というのは、例えばこんなこと。
- 従業員が10人。全員営業でお客様廻りをさせて、ガンガン売ってこい、というのでは、例えば経理の処理は誰がやるの?お客様からの苦情の電話は誰が受けるの?ということになってしまいますね。こういうバランスを考えて人を配置すること
- 生産ラインが3つしかなくて、今手一杯なのに、納期1週間でラインを1ライン占有してしまうような仕事を取ってきた。いくら収益が上がるからと言って、こんなことをしていれば、納期遅れや、お客様からの信頼失墜などになりかねず、収益はいずれ落ちていきますね。
- とにかく新しい設備を入れれば、生産力も上がるだろうと言って、まともな市場調査もせずに、ウン千万円もする設備を入れてしまった・・・なんていうお金の使い方では、いずれ会社も傾いてしまいます。
- 3割値引いて、新規顧客を50件獲得してくるより、実は値引きせずに3件の顧客を獲得してくるほうが、収益が多いという事が、資料から分かっているのに、営業利益や売上高などの情報を、現場の営業担当に教えていなければ、営業担当者は「今月60件の新規開拓してきましたぁ~!」なんていって自信満々に見当違いのことをしてしまう可能性がありますね。必要な情報発信・情報開示をきちんとしなければ、やはり会社は傾いてしまいます。
つまり、「単にたくさん売ってたくさんお金が入れば、わ~い儲かった!バンザイ!」とはならない、ということをきちんと認識しながら、では本当に収益が上がり、会社が維持成長していくためには何をすればよいか?を考えて行動することが「経営」だ、ということです。
■経営をしていくためには・・・?
では、「商売」ではなく「経営」をしていくためには、何をすればよいか?・・・それはあらゆる意味で壮大なテーマでもあります。このことについては今後、このWeb講座で少しずつ紐解いて行こうと思います。どうぞよろしくお願い致します。
ちなみに、私は「商売」と「経営」を違う言葉、違う内容として使ってはいますが、「経営」することは「商売をしない」ということではありませんので、ね。もちろん「商売」がまずありき。売れなければ元も子もありません。商売をきちんとやったうえで、「人さまを雇って、法人として企業収益を上げていく」ということは、単に商売でたくさん儲ける、という話とは違いますよ、ということをお伝えしたいために、このページでの解説をしています。何卒ご理解下さい。
さて初回の解説は、このくらいで・・・次回をお楽しみに^^
■経営≠「ボランティア」。基本スタンスを誤らないように・・・
このページでは、パソコン相談所のごく限られたお客様だけがお読みになっていらっしゃいますので、この際ぶっちゃけた話もさせていただきますと・・・
「単に売って儲けるだけなら商売。それ以上の価値を高め社会的な役割を果たす事が経営」と言ったからと言って、企業経営をするのにあたり、経営者が、あるいは会社そのものが、なにか社会奉仕をしなければならないのか?というと、全くそんな事はありません。
企業経営はボランティアでも慈善事業でもないのですから、会社の収益や売上そっちのけでボランティア活動や慈善活動をやるなんてことは、むしろ決してあってはなりません。
では、にもかかわらず多くの企業・経営者がそういった会社の営業とは別の活動に携わったり手をだそうとするのはなぜか?・・・それは「そういう活動が、企業の売上・収益に貢献する」と明確に判断しているからこそ、です。(この点は、今後別の機会に解説いたします)
個人の想いや善意で、あくまで個人として(=会社の看板も宣伝も全くせずに)ボランティアや慈善活動にいそしむというのなら、それはぜひとも一生懸命やっていただきたいですが、「経営の一環として」という事であれば、経営支援を専門としている私の立場からは、「明確に経営上メリットがある」という判断がないのに手を出すというのは、むしろおすすめできません。
■個人事業主の方へ
このWeb講座では、「企業経営」を主眼として解説をしていますので、個人事業主の方・・・特に「ひとりで仕事をしている」という方には、今後「雇用」「人材育成」「法人決算」のような、直接関係のないお話も多々出てくると思います。
そういう個別のトピックについては、ご参考にならない事があろうかと思いますが、全体を通じてお伝えしたい、「経営」「マネジメント」のエッセンスのようなものは、個人事業主の皆様にとっても、ご参考にしていただくことは出来ると思います(何より、私自身が現在個人事業主ですので、ね)。そういうスタンスでお読みいただければ幸いです。
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